「出よう」 どうせコーヒーはもう冷めているし。 俺は澪の腕を強引にとると、澪のスクバを肩にかけビジネスバッグを掴んだ。 澪の友達に代わって、たっぷり聞かせてもらおうじゃないか--- 澪の恋バナを。 ただし、話の内容によってはお仕置きする必要がある。 澪に思いしらせてやる。 男を誘惑するなんて百年早いと。 ---幸い時間はたっぷりある。