「違うの?」

「違うから!」



麻紀ちゃんってば、何をどうしたらそんな勘違いができるんだろ?


「ま、それも時間の問題よね」

「え、なにが?」


「いいからいいから。

早くパーティー始めようよ」


麻紀ちゃんにスルーされたことは気になるけど、ひとまずおいておくことにして、私は麻紀ちゃんに手伝ってもらって料理の仕上げをした。



ミニハンバーグにグラタン、鶏の唐揚げにシーフードのトマトソースのパスタ、サーモンのマリネにポテトサラダ。


出来上がった料理は司くんや響くんも手伝ってくれてみんなでリビングに運んだ。



「すっごーい、豪華ー!」

「うまそう」

「じゃ、乾杯しよう」


私たちはローテーブルを囲んでラグの上に座り、コーラの入ったグラスで乾杯をした。