「こちらは…お友達?」 あわてて麻紀ちゃんが立ち上がる。 「あ、はい! 岸本麻紀です。 澪には仲良くしてもらってます」 「高津柊司です。 ありがとう、澪と仲良くしてくれて。 これからも仲良くしてやって下さい」 ゆるく微笑む柊司に麻紀ちゃんは赤面していた。 「み、澪! 私、用事思い出した! 先に帰るね!」 「えっ! ちょ、麻紀ちゃん!」 「すみません、お先に失礼しまーす!」 私が引き止める間もなく--- 麻紀ちゃんは急いでスクバとドリンクを手にすると、あわただしく店を出て行った。