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入学式のあとは各々のクラスで自己紹介を設けたホームルームだった。
それも難なく終え、帰りのチャイムが学校に響く。
「侑里。帰りは一人?」
晴がスクールバックを背負い、筆箱をバックに収納している侑里に聞いた。
「帰りは一人じゃないよ。
校門で多分待ってるかな」
侑里はスクールバックのチャックを閉めて肩に掛けた。
「ふーん。一緒に帰ろーぜ!」
晴はニカッと笑って、侑里の背中を押して教室から二人は出た。
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