「いやお互い様だろ? こっちもじろじろ見てごめん。 俺、東條晴。よろしくな」 晴は侑里の隣に座った。 「え、席そこ?」 侑里は晴の座った席を指差した。 「うん。名前は?」 「三崎侑里。東條君よろしく」 「晴で良いって。堅苦しい。 俺も侑里って呼ぶし。」 晴は爽やかな笑顔を見せた。 「よ、よろしくね晴。」 侑里は真央以外の男子をまともに話した事がないために頬が紅潮していた。