私たちは5時間目をさぼって屋上にいた。


「奈々、俺の事これから颯ってよんで」

「ふぇ?」


あまりにもいきなり過ぎて驚いた。


「恥ずかしいよ…」

私は俯いた。


「こっち向いて…」

だから堂本くんの方を向いた。


…なんか今日の堂本くんはいつもよりかっこよくてドキドキする…

「じゃあ、今日のお礼ってことで呼んで」


だから恥ずかしかったけど堂本くんだったからっていうのもあるんだよ



「そうっ……」