彼は地面に倒れていて


そのすぐ横にいたのは、











「……堂本くん」

「てめぇ、奈々になにしたんだよ」

堂本くんは桐山岳を睨み付けていた


……堂本くんが怒ってる


それはいつも優しい表情が嘘のように、怖い顔をしていた。


「奈々!!大丈夫か!?怪我してないか??」


堂本くんは息をきらしながらここに来てくれた。


「こわっ…かった……」


私は堂本くんが来てくれて
安心したかのようにその場に崩れ落ち泣いた。