屋上には、誰もいなくて何かを察しているかのように静かで
沈黙が続いたけどそれを破ったのは、
彼だった。
「ねぇ、俺と付き合って」
……え??
私、…彼の事何も知らない
名前だって今日知ったし、
「でも…私は何も知らないし……」
そういった瞬間、
壁に押し倒された。
「付き合えっていってんだろ」
そういいながら彼は私のワイシャツのボタンを
一つずつ強引にとっていった
「…イヤっ…はなしてっ!!」
怖くて、震えが止まらない……
「……助けて」
私は小さい声で呟いた。
その時、彼の動きは止まりすぐあとに
鈍い音が聞こえた。

