僕等の居場所[短編]

俺のせいでまなが…

守れなかった自分がとても悔しくて、涙が頬をつたった。



そのとき、まなが目を覚ました。

ゆっくりと目をあけたまなは、恐怖におびえている様な…
そんな顔をしていた。



しかし、竜にきずくと一瞬とまどいつつも弱々しい笑顔でわらってみせた。

一番つらいのは、まなのはずなのに……

こんなときまで、竜に心配をかけないようにとしているまなの純粋な気持ちは、竜の心に直に伝わった。