甘いないしょな同居生活~二人はヒミツな関係~

だから、酔っぱらいは嫌いなんだよ。軽く怒りすら感じてくる。



「俺、そろそろ帰ります。」


すぐに帰って結香の作った肉じゃがを食いたいんでね。


「藤堂先生もう帰っちゃうんですかー?」


「やっぱり今の彼女だったんだぁー!」


だから、彼女じゃないって言ってんだろ?学習能力ないな。それでも、教師かよ。


「いや、彼女じゃないですよ。…犬にエサをやり忘れて……。」


とっさに嘘をつく。ま、結香って犬みたいだもんな。


「藤堂先生、犬飼ってましたっけ…?」


…村上先生、怪しんでるな。
どう上手く誤魔化そう。下手にしゃべって墓穴を掘っても困るしな。


「ちょうど、期間限定で預かってるんですよ。知り合いから。」


結香っていう可愛い犬を…ね。



やっとのことで、飲み会から解放された。
これから、結香を一人にしちまう事って増えてくるだろうな…。

そう思ったときふと脳裏に寂しそうな顔をした結香が浮かんだ。

早く帰ろう。アイツの待つ部屋へ。