チラッと先生を盗み見する。
本当…、綺麗な顔だよなぁ…。羨ましいくらい肌は白いし、きめ細かい。女の私より綺麗ってどうよ。


「…もう、しょうがない。許してあげますよ。」


「はいはい(笑)」


なに、今の返事。絶対今子どもだなって思った。


「あー、子供扱いしたでしょ?今のは絶対“コイツ、ガキだな。”って思った返事ですよね!?」


「だって、ガキだろ?結香は。」


そう言いながら笑う先生。失礼だな。私だってもうすぐ18。18禁コーナーだって、行ける。そりゃあ、…行かないけど。でも大人だもん。


「17歳だし。11月には18歳になりますよーだ!!」


「ふーん、11月の何日?」


「へ!?」


「だから、誕生日。何日?」


あぁ、そういうことか。


「11月…28日、です。」


「ふーん。」


先生は、少し驚いた表情をした。
なんだろう、なんかあったのかな…その日。


「あ、なんか買ってくれるんですか!?」


「んなわけあるわけないだろ。聞いてみただけだよ。」


「あっそーですか。先生はいつが、誕生日なんですか?」


「…28日。」


「へぇー、今月のですか?」


「いや、…11月28日。」


「え…?も、もしかして…誕生日、同じなんですか!?」


嘘ー!知らなかった。まさか、先生と同じ日だったなんて。
でも、嬉しいな。先生と一緒だなんて。

あれ、私…なんでこんなに嬉しいんだろう。
なんか、最近は変だ。先生にドキドキしたり。ときめいたり。