あたしったらばかーっ?!
何勘違いしてんのよー!
恥ずかし…あんなとこで泣くとか。

空が暗かっただけまだマシだったけど。


あーーーー!
あたしのばぁかぁー!



自分に飽きれて部屋に入る。
ドーンッとベッドに大の字になる。



あんなとこで泣いちゃうし、避けてる理由も聞けなかった…。
あたしったら、なにやってんだろ…
空回りばっかり。

なんで、こんなに変わったの?

今までも好きだった。諒汰のこと…
今までと変わらない。
この気持ちは…

ずっとそばにいたから気付かなかったのかな?

諒汰がそばにいることが当たり前だと思ってたから…


当たり前だったのに、なんで諒汰は離れていってしまうの?

あたしなんて必要ない…
諒汰にとっては必要ないってこと、わかってるよ?

ちっさいときから泣き虫で弱虫だったのはあたしの方。

あたしが諒汰を必要だったわけであって、諒汰があたしを必要だったわけじゃない…


それぐらい…言われなくてもわかってる。
でも、やっぱり気になる。


いきなりあたしを避ける理由。



ねぇ…教えて?

どうして離れていっちゃうの?




頭の中は、諒汰でいっぱい。

あたしの心は諒汰一色なのに、諒汰はどんどん離れていっちゃう。

次の日も避けられて…



やっぱり、ちゃんと話ししなきゃ…!