春奈はプリント終わってなかった。 
 
 
 
 「あ、終わってないか。なんでもないよ。」 
 
 
 
 
 あー。誰と話そう・・・。 
 

 
 
 「いいなー!」 
 
 
 後ろから声が聞こえる。 
 
 

 龍介の声だ。 
 
 
 
 「おい!聞いてるか?」 
 
 
 
 「えっ?」 
 
 
  
 私・・・? 
 
 
 「なぁ。これってきのこちゃんだよな」 
 
 
 私の筆箱についているストラップに指をさす。
 
  
 「うん。そうだけど・・。」 
 
 

  きのこちゃんとは私の好きなキャラクター。