君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~

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6年後。




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ポン ポン ポン…。




木魚が響いている。




今日は空斗の七回忌。




あれから6年。




今でも空斗の事、くっきり覚えてる。




だって、今のあたしがあるのは空斗のおかげだから。




法事や、空斗の命日、空斗の誕生日。




それらが終わると、あたしは決まっていつも同じ場所に向かう。




思い出の…屋上に。




「空斗…。あのね、あたし毎日必死で生きている。



君の事考える暇もないくらいに忙しい日々を必死に生きている。



考えたくない。



あたし、すごく必死なの。



泣かないように。



強くなるって心に決めたから。



ちゃんと受け止めて前を向くから。」



強くなるって簡単じゃないけど。



“強いね”って言われるたびに強くなろうとして、



壁にぶつかるたびに自分の弱さを痛感して。



それでも強くならなきゃって頑張ってたら、いつのまにか弱音なんて吐けなくなっていた。



自由なのか、窮屈なのか。



泣かない強さなのか、泣けない強さなのか分からないよ。



でも、頑張るから。



また、会える日までに、強くなっておくから。