「ずーっと空斗が大好きだから。




だからあたしの彼氏はあなただけ。」




あたしは空斗の手に付いている指輪に触れる。




「天国で他の女作っちゃだめだよ?空斗はあたしのものなんだから」




空斗の手を胸元に添え、その上に5枚の手紙ををそっと置いた。




「これ、あたしからの手紙。毎日書くから、今は5枚で許してね。」




バイバイは絶対に言わない。




お別れじゃないから。




また、会えると信じているから。




…会ってみせるから…。