君と出会ってーー。~あなたがいた頃は~

どこにいる?どこに…どこにいるんだ?





考えろ、俺。





琴音が今いそうな所を。





どこなんだ?






頭をフル回転させる。





“自殺をしそうな所”“琴音の居場所”……。






屋上!?






俺は、外をキョロキョロしていたので、急いで病院内に入る。






点滴を持ち上げて、階段を二段とばしで駆けのぼる。






急げ…急げ…急げ!!






屋上への扉が見え、俺は勢いよく扉をあけた。






いきなりの太陽の光に目がくらむ。






やっと眩しさに慣れてきたと同時に目に入ったのは、フェンスを乗り越え、屋上のギリギリに立っている琴音の姿だった。