「おいっやめろよ・・・」
「いやよっ誰にも渡したくないっ玲人を想う気持ちは誰にも負けないんだから!」
俺の上にまたがり、着ていたブラウスのボタンを外しだした。
「やめろっ!!」
隣の部屋にも聞こえるんじゃないかってくらいでかい声で俺は怒鳴った。
すると恵里香は力なくうなだれ、涙が頬を伝った。
「・・・どうして私じゃだめなの・・・?」
体を起こし、恵理香を抱きしめた。
「悪い怒鳴って。でもお前にこんな事させたくない」
「ずっと・・・ずっとずっと好きだった。玲人がいたから私はここまでこれたのよ・・・玲人がいなくなったらどうすればいいの・・・?」
「お前は俺なんかいなくても強い女だろ・・・?」
「強くなんかないわ。すぐにこうやって涙は出るし落ち込むことだってある。あなたがいなきゃ強くなれないのよ」
次々と涙を流す恵里香。こんな恵里香は初めてみる。
「抱いて・・・お願い」
「それはできない」
「一度だけでもいいのっそしたら私忘れるからっ・・・」



