翌日  美沙は学校に来た





「おはよう」




美沙は陽に挨拶した




陽はプイッと向きを変えてシカトした




変に思った美沙は首を傾げて



「変なの」とだけ言って自分の席に座った




「おっはよ~美沙大丈夫」





美沙に声をかけたのはさこだった





「お、おはよ。うん、大丈夫」




美沙はさこが苦手だ




むしろムカつく存在でもあった





「ね、毎野くんのロッカーにあ

るノートがね少し破れてるんだ

けど誰がやったか知らない







さこは笑顔で言った



陽は話を聞いている



「そうなの知らないなぁ」




「本当に」




さこは確かめるように聞いた




「本当だってもしかして犯人捜してるの」




「うん、私知ってるんだぁつぅか実際見たからぁ」




さこは笑いながら満足そうに答えた




「マジ??誰々?」





美沙は興味ありげに聞いた