あたしの席は窓際の1番後ろの席。 空を見るのが好きだから、いつも見ている。 気に入ってるんだ、この席。 「黒崎って、何でいつも窓を見てるの?」 「えっ?」 振り返って見たら、隣の席の男子の 市川 翔太だった。 「何でって…別に意味はないよ。空を見るのが好きなだけだから。あたしのこといちいち気にしないで」 少し冷たい言い方をしてしまったかもしれないと思ったけどあたしには関係ない。 「お前なー顔は可愛いんだからさ、もうちょっと素直になれば?」 何、こいつ。