こいつがじいやの孫だと!?全然似てないんだけど!!!

ちなみにじいやていうのは私のおじいちゃんの代から執事をやってる人で昔私もじいやのお世話になったものだ。

すっごい優しくてすっごい頼りのあるじいやでもう大好きなの!

なのにじいやの孫がただの変態だったとは…じいや可哀想。


「そんな哀れみの顔で見ないでくれるかな?」

「だってじいや可哀想なんだもーん。って私はバイトがあるんだった!!じゃーね先輩!」


一応学校では私よりは先輩だからあいさつはしておく。

私って偉くない??

ってそんなことより急げえええええ!!


「…頑張ってください志穂里様」


もう私はバイトに向かって走ってたから先輩が言ったことは聞こえなかったけど振り返った時に見えた切なそうな笑顔はその日は忘れられなかった。