ー先週

「志穂理ー!今日はおばあちゃんにお使い頼まれたから一緒に帰れない」

「そっか・・・。気をつけてね」


うんって返事をして行ってしまった彼氏を見送った私はゆっくりしたペースで靴箱へと向かう。


「今日は一人かー」


寂しい・・・。


「ねー君」


今日はバイトもないし暇だなー。


「ちょっとー」


ゲーセンでも行こうかなー。でも今お金を貯めてるからなー。


「宇都宮志穂理さーん?」

「うぇ?」


振り返ったらしらない人。