「あの〜楓太?この体制恥ずかしい・・・」
志穂理が言う体制とは俺の足の間に座って後ろから抱きしめられる体制。
お家デートとかする時はこういい体制が多いのにいまだに真っ赤になる志穂理。
「志穂理ーそんな緊張しないで寄りかかっていいんだよ」
「え!?う、うん」
少し体重をかけてくれるけどやっぱり肩の力はそう簡単には抜けてくれないようだ。
きっと頼るのに慣れてないんだね。俺も頼られるようにいい男になろ。
「俺頑張るからね」
「うん?」
俺が落ち込んでるのかって思ってるらしい志穂理は頭をなでなでしてくれる。

