屋上に着いた俺は日陰の場所を探して寝転がる。

さて、どうしたもんかねー。

目を閉じても考えるのは志穂理のこと。どんだけ重症なんだろー。


「楓太いるー?」

「え?!志穂理!!」

「楓太慌てすぎー!!」


って笑いながら近づいてくる志穂理。

俺は寝っ転がってた体を起こして志穂理を見る。


「どうしたのー?授業は?」

「んー?サボっちゃった!楓太さっき様子おかしかったから心配して」


あーあ。この言葉だけで機嫌なおちゃったよ。


「志穂理はすごいねー」

「んー?何が?」

「いやー大好きだなーって」


その途端トマトみたいに赤くなった彼女を見て俺の気持ちものほほーんってなった。