とは言われたものの・・・あいつはまたやって来た。

なーんかあいつのせいで志穂理との時間がなくなってく気がする。

志穂理は何で俺のとこ来て頼ってくれないんだろ。

こっちに来れば俺はお前を守るのに・・・。

多分これが悔しくて俺は男は志穂理を追いかけるのを黙って見てるのかもしれない。

はー。俺ってこんなうじうじ考えるやつだったっけ?


「志穂理ちゃーん!!今度デートしようよ〜!!」

「誰がするかボケっ!」


ガタッ


「あれ?楓太どこ行くの??」

「トイレ」


せっかく志穂理が話しかけてくれたのに俺って・・・。

屋上で頭でも冷やそう。