「楓太ありがとねー。だいぶ落ち着いた」

「そっかー。よく頑張りましたっ!」


私の大好きな笑顔で頭をなでなでしてくれる楓太。

ちょっ・・・すっごいきゅーんってくるんだけど!?


「あはは。志穂理りんごみたいだよー?」

「うぅぅ~~」

知ってます!!

言われなくても自分でも感じます!!


「あー!!しほりん居た!!また二人でいちゃいちゃしてるー!早く行かないと次の授業遅れちゃうよ!!」


救世主!!

さすが美織!この恥ずかしい状況に耐えられない私を救ってくれた。


「時間って早いねー。それじゃ!後で放課後どこ行きたいか決めといてね!」

「う、うん!じゃっ着替えてくるね!」


お互いにバイバイってして更衣室に向かった私。

歩きながらさっきのやり取りを思い出してニヤニヤしてる私はきっと誰の目からみても不気味だっただろう。