旦那様は御曹司!? 上


おどけたように言う彼女がなんだかうざくて、俺はきつい言葉をかけた。

「肺炎で。」

すると、彼女が黙り込んだ。

よし、やっと静かに…!?


前を見ると、彼女が目に涙をため、潤んだ瞳で俺を見つめていた。

「…っごめんなさい。調子に乗っちゃった。」