「おっそいなー。和樹さん何してるんだろ。」 結局、もうすぐ夕食なのに、和樹さんは帰っていなかった。 「俺、和樹さん帰るまでいよっか?」 斗真はそう言ってくれたけど、悪いし、かえってもらった。 ひとりでテレビを眺める。 …フランス語ばっかで、なにいってるかわからない。