「みてねぇよ。今はずしたの。」

そう言ってあたしの方に近づいてくる。

「それとも、やっぱりみててほしかった?」


「あり得ませんっ!」

バシッとタオルを投げつけ、あたしは部屋を出た。

後ろから、カバンを担いで後を付けてくる和樹さんの気配を感じながら…