旦那様は御曹司!? 上


「…いいえ、あなたは他人じゃありません。」

「え?」

和樹さんが不思議そうにお母さんを見つめる。


「費用のこと…先ほどの話、聞こえました。…なんとお礼を言えばいいのか…」


そう言うと、お母さんは穏やかな笑顔のままゆっくり頭を下げた。

「ありがとうございました。」