「…今朝だったわ。」 後ろから声がして、振り返ると賢のお母さんがいた。 「急に容態が悪化したの…。昨夜までは笑ってたのよ、あの子。でも…今朝急に意識がなくなって」 お母さんは涙を拭いながらあたしたちのところに近づいてきた。 「再発してたの。気づかないうちに。手術成功したから、大丈夫だろうって…あの子検査受けようとしてなかったから…」