「なに?賢、どうしたの?」

「…スーッ…ご…め…スーッ…」


謝っ…てるの?

なんで?

「何で謝るの!?賢はなにも悪くない!」

そうあたしがいいながら、賢の手を握りしめる。

賢がゆっくり笑顔を作りながらあたしを見つめてくれる。