旦那様は御曹司!? 上


「それは…つまり、俺に…今まで通りにしろってこと…なのか。」

「そうです。」


あたしはうなづいた。

和樹さんは少しうつむき加減になりながらあたしに聞いてきた。

「お前は嫌じゃないのか。好きでもない男からいじられることが。」

え…あたしはそこで、初めて、自分がどれだけ恥ずかしいことをいっていたか気がついた。