「むちゃくちゃだぞ!自分のこともっと大切にしろよ、バカ!」 「…それだけじゃないってお前も知ってるだろ?今家はそれどころじゃない。」 「…お父さんのことか?」 「ああ。親父、たぶんまだこれからも金がいるんだ。癌ってやっかいな病気だな。」 あたしの体は少しずつ振り向きかけていた。