あたしたちが食事を終わってデザートを待っているとき、少し後ろから声が聞こえてきた。 「いいんだよ。悪足掻きしたって無駄だ。」 「けどおまえ、もしかしたら治るかもしれねぇんだぞ?」 「…分かってる。けど、俺は日本からでるつもりもないし、あの家を捨てるつもりもない。」 「バカいえ。彼女とは別れたのに、まだ引きずってんのか。」