「はい。」 和樹さんを裏切るつもりはない。 あたしはまだ斗真とそんな関係だとも思ってないし、友達として会いに行くだけ。 そう自分に言い聞かせる。 「では、時間になったら支度をいたしましょうね。」 ハナはにっこり笑った。