店を出て悟さんはあたしを支えたまましばらく歩いていた。 「さ、悟さん。」 「んー?」 「どこ…行くんれふか…」 呂律がまわらなくて変な言い方になる。 「いいことしてあげる。」 …いいことってなんだろぉ…