「お帰りなさいませ!」

一階から声が聞こえ、はっと我に返った。

どうやら、和輝さんが帰ってきたみたい。



あたしがベッドでごろごろしていると、一度あたしの部屋を通り過ぎたはずの足音が再び戻ってきた。

あれ?和輝さんの部屋は奥のはずなのに?