旦那様は御曹司!? 上


「あのときもまた、いつもの風邪、そう思っていたのです。」

あたしはなにもいわずにハナの話の続きを待つ。

「けれど姉の風邪は良くなるどころか悪化するばかり。肺炎を起こしてしまいました。」

ハナの顔からは笑顔は消えていた…


「私がお見舞いにいくといつも明るく笑い、『大丈夫よ、すぐよくなるからね』そう言ってくれていました。」