「私には、姉がおりました。とても優しく妹思いのきれいな人でした。」 へぇ。でも、過去形…? あたしの疑問を感じ取ったかのようにハナは寂しそうに笑った。 「私が五歳の時に亡くなりました。」 「…え」 「元々姉は体が弱かったのです。よく風邪を引いて、入退院を繰り返していました。」