「…夫…た、玉城…」

あわわ…!

焦ったあたしはあわてて松本君の手を握り、言った。

「ま、松本君、ちょっと向こうではなそっか!和輝さん、すぐ戻ります!」

「おい!待て…」


和輝さんの声が聞こえたけど、あたしは松本君の手を握ったままバルコニーへ向かった…