いつもの様に家に帰ると、玄関に男物の靴が七足もあった。
「お客さんかな?」
リビングに入ると、お母さんと知らない男の人と男の子がいた。
「おかえり、咲(サキ)。ちょっと話があるから来て頂戴。」
お母さんに呼ばれて開いてるソファーに座ると
「咲、落ち着いて聞いてね?」
「うん」
「お母さんね、大輝(ダイキ)さんと再婚するの。で、大輝さんには子供が六人いて、それがこの子達なの」
まぁ、なんとなく予想が出来てたけどやっぱり、連れ子六人は多くない?
「それで?自己紹介すればいいわけ?」
「まぁ、そういう事。」
「咲です、これからよろしく」
「改めて伊藤大輝です。よろしくね、咲ちゃん」
「はい、大輝さん」
「じゃあ、長男から順番に自己紹介してね」
「長男の広輝(ヒロキ)。よろしく」
「次男の悠輝(ユウキ)。よろしく、咲ちゃん」
「三男の雅輝(マサキ)です。」
「四男の和輝(カズキ)。」
「五男の詩輝(シキ)です。よろしくお願いします。咲さん」
「六男の昂輝(コウキ)。よろしくね♪(ニコッ」

