あの日から、鉄平はアパートにいっしょに住んでいる。



「真衣、準備出来た? もう行くよ!」



「もう少しだから待っててね」



せっかくのドライブだからオシャレをしたくなったのだった。



「お待たせ!」 



「あれ?その白いワンピース、出会った時着てた服だよね」



「そうよ。よくわかったわね」



「ばか。忘れてないよ!」


「ねぇ鉄平、聞いてもいい? あの時、何で私を助けたの?」



「前から、好きだったからだよ!」



「えっ? 前からって?…」