「弟身長いくつ?」 「180らしいよ」 「でかいなぁ。」 へぇ、と関心しているが視線は本へと向いている 話しにくいな… 「由奈…睨まないでくれるかな」 「へ?」 本をパタンと閉じ、困った顔で息をつきこちらに顔を向けた空。 いきなりこちらを向くので驚いた 「睨んでないけど。」 「睨んでたよ、怖い怖い」 馬鹿にするような口調で言う彼 なんかもう慣れたわ。 「無表情で語るあなたも充分怖いから」 だけど言われっぱなしは嫌なので言い返す