「お前はクサレモヒカン野郎!新聞配達さぼって、どこほっつき歩いてたんだ!」


新聞屋の社長が組長ー!!!?


しどろもどろになりながら、俺は身振り手振り必死に説明した。


「はい!それが配達途中で車にぶつかって、それがこの痩せ細ったモヤシ男さんの車で、なぜだか舎弟になって、防空壕が、防空壕が…!」


「全然わからねぇ!きっちり話さんか!」


凄みをきかされて、俺は事の成り行きをたどたどしく最初から話した。