明日はアシタの風が吹く!<第三話>

「おぅ、ご苦労さん」


組長と呼ばれたその男は、ペンを置いてゆっくりとこっちを見た。


先頭にいる俺とバッチリ目が合う。


「…………あれ?」


俺と組長は、お互いの顔に食い入った。


「ま、まさか、そんな…!」


驚き過ぎて腰を抜かしそうになる俺。


そんな俺に突然組長は怒鳴り出した。