「みんなくじ引いたかー?はい、移動!!」
ガタガタガタッ
先生の一声で、みんなが一気に動き出す。
私も慌てて机と椅子を運んだ。

私、日比野亜依(仮)12歳,小6はただいま席替え中です!
そんで、私の番号は・・・5番!!狙いの人は・・・サッカー部で運動神経抜群で
頭のいい仲野祐なんだ♪パートナーになりたいなぁ・・・。
そう想いながら、5番の席に着いた。
「お、俺ここだ」
ガタッ
ん?私の隣・・・ってえ~~~~~~!!???
願いは届かず、隣にいたのは祐ではなかった。
そこにいたのは、祐とは真逆の三浦優希・・・。
野球部で、バカでアホで変態でそれで・・それで・・
まぁ一応嫌な奴!!!


「なんだよ」
「へ?」
「俺の事ジロジロ見て」
「!?」
別にジロジロなんか見てないしっ。
「べべべ別にっっ。バカっぽいなってみてただけ!」