――「ところで、経子」


「何でござりましょう」


「実は…もう一人、おるのだ」


「!!?――…まさか、殿」


「経子、すまぬ!!」


「殿〜〜〜っ!!」


(我が殿は…浮気がちなのでしょうか!?)


何はともあれ、経子が“母”となった日であった。