執事の戯言


「優、これでいいかしら?」


口調や声のトーンも、あの頃の璃愛お嬢様ではなくなり、一段階大人になられている。


お嬢様の寝室の前で、着替えが終わるのを待っているところに、終わったのか、尋ねる声と同時にお嬢様が真新しい制服を身にまとって出てきた。


黒く、何も染めていない鮮やかな黒の長い髪を靡かせ、初めてお目にかかるセーラ服姿を少し恥ずかしそうにしながら俺の前に立つお嬢様。


瞬時に、セーラ服=萌えという方程式が出来上がった。


「変じゃない?」


何回も身形を確認しながら尋ねてくるお嬢様に、俺は膝をついて彼女の手の甲にキスを落としてから言った。


「お嬢様、個人的には興奮します」