何か言われると身構えたが、直ぐに視線は戻され、代わりにため息をつかれた。 「別に怒ったりも責めたりもしないわ。 ただ、これからはきちんと私にも 相談してほしいわ。 勝手に決められるのは嫌なのよ」 これはお嬢様がずっと思っていた切なる願いなのであろう。 旦那様もそれを感じ取ったのか、申し訳なさそうに「分かった。ごめんよ、璃愛」と彼女の頭を優しく撫でた。