執事の戯言


「…なんか、昔好きだったアニメのキャラが自分のことを僕って呼んでてさ。言い方とか真似してたら、逆に離れなくなっちゃって、今に至ります。やっぱり、変……かな?」


おずおずと訊いてくる純に、思わず彼女の両手を握ってしまった。


「そんなことないよ!めちゃくちゃ可愛い!個人的に、好きかも!」


まるで、優が言いそうな言葉を言ってしまい、段々と自分の顔が赤くなるのが分かる。


「あ、ありがとう。そんなこと言われたのは璃愛が初めてだよ」


「あ、アハハハ」


隣で葵衣と杏奈の笑いが増していた。